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C#とXAML好きなプログラマの備忘録。最近はWPF系の話題が中心です。

tsdを使ってTypeScriptの型定義ファイルを取得する

TypeScript用の型定義ファイルの取得/アップデートなどの管理をしてくれるツールtsdを使ってみました。


※Node.js用のプロジェクト(njsproj)では、今のところNugetが利用できません。(2015/03現在)
なので、型定義ファイルはNuget以外の方法で取ってくる必要があります。
で、自分でGitHubから持ってきて自分で管理するのはタルいので、ここは定番のツールのtsdを利用します。
https://www.npmjs.com/package/tsd


※npmからtsdをインストールする時に、gitのコマンドが色々実行されます。gitのコマンドライン ツールをインストールしておく必要があります。もしインストールしてない場合は、git for windowsなどをインストールしておきましょう。
https://msysgit.github.io/


tsdは頻繁に使いそうなので、以下のコマンドでグローバルにインストールしました。

npm install tsd -g

コンソールを開く

tsdでの型定義の取得などは、コマンドラインからの操作で行います。
プロジェクトファイルのディレクトリをカレントにして、コンソールを開いてtsdのコマンドを実行します。

ちなみにソリューションエクスプローラの右クリックメニューで、選択したファイルの位置をカレントとしてコンソールを開けます。
f:id:minami_SC:20150321101929p:plain:w400
地味に便利!!

よく使いそうなコマンドの備忘録

tsd.jsonの生成

tsdで管理する型定義ファイルなどの情報や、tsdの動作設定を書いておくjsonファイルを生成します。

tsd init
型定義ファイルの検索

tsd queryの後にモジュール名で、型定義ファイルの検索。
この時、モジュール名が完全に一致するものを検索してるようです。

// tsd query モジュール名
tsd query express

部分一致などで検索したい場合は、以下のように「*」をワイルドカード指定として書きます。

tsd query express*
型定義ファイルのインストール

よく使うのは、以下の書き方。

  • rosaと、オプションを一気に指定するのが楽でいいかも。
tsd query express -rosa install

オプションの中で、sが含まれていると、使用している型定義ファイルの情報などをtsd.jsonに書き込みます。
(もし、tsd.jsonが無かったら、このとき一緒に作られるみたい。)

インストールした型定義のアップデート

インストール済みの型定義ファイルをアップデートするには以下のコマンド。
これで、新しいバージョンの型定義があれば、アップデートされます。

tsd update -so