SourceChord

C#とXAML好きなプログラマの備忘録。最近はWPF系の話題が中心です。

Visual Studio Code 1.4の新機能・変更点

VSCode 1.4がリリースされました。
今回も、個人的に気になる新機能・変更点をメモしときます。

先月の1.3では新機能盛りだくさんだったこともあり、今回の更新は変更点控えめです。

エディタ関連

コードスニペット関連

コードスニペットに関して、色々と便利な機能が追加されてます。

スニペットのサジェスト

インテリセンスの候補表示時に、コードスニペットの項目をどのように表示するかをカスタマイズできるようになりました。

settings.jsoneditor.snippetSuggestionsという項目を編集することで、コードスニペット候補表示をカスタマイズできます。

  • inline:デフォルトの動作。
  • top:候補表示の先頭に表示
  • bottom:候補表示の最後に表示
  • none:コードスニペットの項目は、インテリセンスの候補に表示しない。

↓topを選ぶと、こんな感じ。
f:id:minami_SC:20160807104643p:plain

コマンドパレットからのコードスニペット入力

Insert Snippetというコマンドが追加されました。
コマンドパレットを開き、Insert Snippetとコマンドを打つと、コードスニペットの一覧が表示されます。

f:id:minami_SC:20160807104649p:plain

タブの横のアイコン

Markdownなどのプレビュー表示や、Git連携時のコード変更点表示などを行うためのボタンが復活しました。
以前のバー所ナップで、これらのアイコンは一度削除されましたが、ユーザーからのフィードバックを反映して、これらのボタンを元に戻したようです。
f:id:minami_SC:20160807104713p:plain

デバッガ関連

Restart Frame

デバッガでの実行時に、今までのコールスタックの関数開始位置まで、プログラムの実行状態を戻す機能ができました。
で、コールスタックの各関数開始位置まで戻って、そこからデバッガの実行を再開できます。
すげぇ!!
地味に便利!!
f:id:minami_SC:20160807104738p:plain

注意点
この機能は、今のところNode.jsのデバッガのみの対応とのこと。
他の言語は、その言語のデバッガが対応したら使えるようになるようです。
また、Node.jsで使うときは、Node.js 5.11以降のバージョンが必要みたい。それ以前のバージョンだと、うまく動作しない場合があるようです。

その他

他にも以下のような細かい点が改善されてます。

  • ドラッグ&ドロップの動作改善
    • VSCodeのウィンドウをまたいで、別のVSCodeのウィンドウへと、タブをドラッグ&ドロップできるようになりました。
  • Ctrl+Pクイックオープンのパフォーマンス改善
    • 巨大なワークスペースを開いた場合のCtrl+Pのパフォーマンスが改善されました。
  • VSCode組み込みのターミナルの動作改善
    • IMEがサポートされ、日本語入力できるようになった
      • ただし、Win環境だと変換候補ウィンドウの位置がちょこちょこズレたり、微妙な動作したりします。。。
    • Ctrl+Shift+C``Ctrl+Shift+Vでコピペができるようになった。
    • 右クリックで、メニュー表示がでるようになった。(新しいターミナルを開いたり、コピペしたりができます)