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C#とXAML好きなプログラマの備忘録。最近はWPF系の話題が中心です。

Node.js v4.0.0がでました

Node.jsとio.jsが統合されて、一足飛びにv4.0.0となってリリースされました!!
Node.js


とりあえず、自分の開発環境を更新してみました。
あと、v4.0.0での更新内容をざっとメモしておこうと思います。
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更新内容

更新内容は以下のページ。
https://nodejs.org/en/blog/release/v4.0.0/
https://github.com/nodejs/node/blob/v4.0.0/CHANGELOG.md

個人的に気になったは以下の二つかな。

V8 JavaScriptエンジンの更新

V8が現在のChromeと同一の最新バージョンに更新されたそうです。
これに伴って、ES6のサポートが拡充されています。

ES6のサポート内容については以下のページ。
https://nodejs.org/en/docs/es6/


ES6の機能は、shipping/staged/in progressの3つにグルーピングされていて、
shippingレベルに達している機能については、node起動時に特にオプション指定なしで使えるようにしているとのこと。

めぼしい部分としては、

  • let/constなどのブロックレベルのスコープ
  • class
  • generator
  • promise
  • アロー関数

・・・などなど

他にもたくさんの機能がshippingとしてデフォルトで利用できるようになってます。

node-gypのバンドル

Node.jsで利用するネイティブモジュールをビルドするためのツールのnode-gypがバンドルされているようです。
(今までは、node-gyp入ってなかったよね。たしか。。。)
nodeのインストールディレクトリの中にある、npmのディレクトリのさらに内部にnode-gypもいました。


npmのscriptからnode-gypを呼び出すことができるようです。
こんな風にpackage.jsonのscriptsでnode-gypを使ったタスクを定義しておいて、

{
    "name": "Sample",
    "version": "0.0.0",
    "description": "Sample",
    "main": "app.js",
    "scripts": { 
        "check_gyp": "node-gyp -v"
    }
}
npm run check_gyp

とかやると、node-gypがちゃんと動いて、現在のバージョンが表示されることを確認できます。

LTSバージョンについて

V4.0以降では、長期間のサポートをするLTS版も出すみたいです。
https://github.com/nodejs/LTS/
こういうLTS版が出てくると、Node.jsの利用を検討する際に、安心して選択肢に入れられるようになってくるのかなぁ、という気がします。